米田博物館

展示物はわたしです❤️ どうぞ、ご覧になって行ってください😊

幸せ恐怖症

「なぜ、白雪姫は毒リンゴを食べたのか」(岩月謙司さん著)


の本に出てくる言葉、

''幸せ恐怖症''。


幸せになるのが怖い

だから、1番望むものではなく、2番目、3番目をにいいなぁと思うものを望んでしまう


ということが書いてあったはず。


一度、処方されて読んで

全く理解できず、

診察の時々に何度も処方された本。


その度ごとに、理解を深めていった

つまり、自覚していくわけ。


そこで登場するのが、母親の存在。


家を不在にする事が多い父と結婚して、

父親の実家に暮らして、じいちゃんばあちゃん、近所の親戚から色々言われたり、

苦労しながら私たちを育ててくれてるかわいそうなお母さん。


そんなお母さんより幸せになってはいけない


という、呪い。

(当時は''親にかけられた呪い''と認識していますが、今は''自分への呪い''という勘違いだとわかっています)


母を差し置いて、自分が幸せになるなんて、わたし(自分)が許さないわけです。


だから、変な恋愛(本当に好きな人じゃない、まぁまぁいいんじゃないかって人と付き合う)したり、

自分の本音を押し殺して、誤魔化しすぎて、わからなくなっている状態

な、わけです。


診察では、その後、この本の他に

信田さよ子さんの「母が重くてたまらない」や、「さよならお母さん」

また、

加藤諦三さん著の「不機嫌になる心理」「自分を嫌うな」

先に書いた岩月謙司さんの本(たくさんあるのでタイトルは割愛します)


などをたくさん処方され、

自分が何を握りしめて生きているのかを自覚していくのです。


この頃、本を読みながらたくさんほっとしたり、時に苦しくなったり

たくさんの涙を流したのを覚えています。


自分を知る、大事な作業が続いていました。