お師匠さんとの出会い きっかけ編①
沖縄移住して間もなく、
地元の工場で知り合った友達が働いてることもあり、とあるコールセンターで働くことにしたわたし。
専門職でない職種ということもあってか、
色んな経歴の人がいて、楽しい毎日だった。
そんなある日、かけもちのバイトをしている子が今夜シフトに入っている、というとあるライブハウスに職場のみんなで遊びに行くことに。
沖縄という土地柄、米軍の軍人さん達が飲みに行く場所みたいなバーやライブハウス、クラブは結構身近にある。
職場の友達らと行ったのも、そういったアメリカ人かたくさん来る様な所だった。
ウェイトレスをしてる友達にショットをおごってもらったりしながらわいわいしていた時、
友達の1人が
「米田ちゃん、このお店の中で誰か好みの人いないの?」
と聞いてきた。
ぐるりと見渡すと、
1人、何かどうとは言えないけどものすごくタイプな顔の人がいた。
「あの人とかかっこいいかなぁ?」
すると、次の瞬間、
その友達が立ち上がり、彼の元へ行って何か話している。
で、彼を連れて私たちのテーブルに戻ってきた。
「はい!連れてきたよー!」
・・ちょっと待って!!
と、かなり焦るわたし 笑
当時ほとんど英語なんて話せなかった。
どうしていいかわからず、とりあえず連絡先だけ交換してその日はバイバイしたけど
その後、メールでやりとりを重ね
(電話で話せるほどの英語力なし)
なんとか会うことになり
・・なんてことをしているうちに、付き合うことになった。
人生初の外国人の彼氏。
わたしの破茶滅茶な英語のメールを謎解きのように解読したりしていたようで 笑
はじめてのデートも彼のメールの内容が全く理解できず
(こういう建物があるよ、とか詳しく書いてくれてたけど、移住者のわたしにはさっぱりわからず )
何度もくじけそうになりながら1時間位かな?車で探し回って、もう諦めようとお互い思ったタイミングですれ違って「あ!」と気づき、ようやく会えた、みたいな具合ね 笑
そんなきっかけで知り合った彼からは、
色んなカルチャーショックの連続だった。
例えば、
はじめてわたしのアパートに遊びに来た日。
背負っていた大きなリュックの中からナイキのシューズ箱を取り出した彼。
中には、彼の写真がたくさん。
家族や彼の若い頃の写真だった。
1つ1つ大切そうに思い出を話しながら見せてくれた。(雪の多い地域出身で、「これはスケボーで腕を骨折していたけどスノボしてる写真」とか、ね 笑)
また、極度の恥ずかしがり屋で英語話すのをためらう事が多くて、何か話し出しても何て言えばいいかわからず途中で話をやめるわたしに
「恥ずかしがらなくていいよ。今、こうやって2人でいるでしょ。時間はあるんだから、何を話したいか教えて」
と2人の会話には欠かせなかった和英/英和、どちらも載ってる辞書を片手に話を聞いてくれたり。
いつも根気強く、丁寧に向き合うことをしてくれていた彼。
カルチャーショックと書いたけど、全ての外国人がそうだという事ではなく、
たまたま初めて付き合った外国人の彼はそんな人だった。
わたしは2人の時間を大切にしてくれる彼が大好きだった。