米田博物館

展示物はわたしです❤️ どうぞ、ご覧になって行ってください😊

お師匠さんとの出会い

前回の帰省時、Mさんと連絡を取ると、

「予約取れたよ!」

と言われた日にちが、

相談から約1ヶ月ほどあと。


(今すぐ診てほしいのに、こんなに待たせるなんてありえない!!)

と、苛立ちながらも

そこしかあてがなく待つことに。


そして、診察当日。


わたしの住む町からは車で30分ほどの場所。

全く行ったことの無い町。

ものすごく簡単に手書きされた地図を頼りに(当時はまだスマホもこの世にない頃)

向かうことに。


駐車場らしきところについて電話をすると、Mさんが出て

「二階の一番奥のドアだよ」

と。


建物の二階に階段を上がると、

真っ白な壁の先に明るいガラス張りの扉があり

「東洋鍼灸院」

と書いてある。


はじめての緊張しながら

ドアを押して中に入ると

入ってすぐ、右手に幾つか2〜3人がけのソファがある待合室が見えた。

左手に受付のカウンターがあり

受付でもらったファイルに挟まれた紙に

住所やら、何やら書いて受付に持って行くと

「しばらくお待ちくださいね」

と、柔らかな表情の女性がファイルを受け取ってくれた。


しばらくして、

診察室のドアが開く。

目をやるとMさんが顔を出して

「米田さん、どうぞー」

と笑顔で迎えてくれる。


緊張しながら入っていくと、

こちらに身体を向けて座る院長らしき人がいた。


ってあたりまでは浮かぶけど、

実は、

何故かわたしはこの診察室にはじめて入った瞬間、大号泣したのだ。

(かなり笑えるシチュエーション 笑)


その場に入った瞬間に大号泣するなんて、

人生初の体験だった。


感覚としては、

ずっと張り詰めていた糸がほわんと緩み、

ふわりと、でも止めどなく涙がこみ上げてきた


って感じかな。


なんかわからんけど

「あぁ、ここ、大丈夫なところ」

みたいな感じがして仕方なかったのを覚えている。


安心して泣くことができた場所との出会いだった。


この先生との出会いから、

わたしが想像もできなかった方へ

人生や生き方が変わりだしていくのだった。