毎月、診察通い
はじめての診察以降、
月に一度の鍼灸院通いがスタートしました。
処方される本を読んでも
はじめのうちは全く頭に入らず。
でも、人の身体(心?)ってすごいもので、
よくわからない部分が
ほっとするような感じと、
自分が思いもしない事を言われても
「ふん!もうあそこへは行くもんか!」
とならなかったのは、不思議だなぁと思うのです。
当時のわたしは、
ひねくれすぎていて
心がひん曲がっていたけど、
ありがたいことに
身体はいつも素直でいてくれた。
(先生にも「米田さんは素直じゃないけど、あなたの身体はいつも素直でいてくれてますよ」と言われたなぁ)
本を読んでは泣き、
診察で泣きすぎて過呼吸になり、
鍼灸院のトイレの前で、コンビニのレジ袋を口にあててスーハーやったりもしてました 笑
「はい、米田さんまた過呼吸になったねぇ。○○さん!(スタッフ)袋持ってきてー。トイレのとこ、連れてってあげてー」
と、いった具合でね。
ある時なんて、
症状が悪すぎて
「今日は鍼と灸をやります」
と言われ(これ、かなり珍しい)
手の甲は鍼をたっぷり刺され、
手の平に灸してもらう。
途端に心がほぐれだして
涙が出てくる
両手の手首から先が動かせないわたしに、
スタッフの方がティッシュで顔を拭いてくれる。
お灸が終わると
「しばらくこのままでいてね」
と、鍼を刺されたままじっとすることに。
泣いていたわたしに
「ここにティッシュ置いときますね」
と、ティッシュを手の届くところに置いていてくれるんだけど、
わたしの手は鍼だらけで
ティッシュがつまめず。
結局、顔ぐしゃぐしゃで、鍼がたっぷり刺さった手をテーブルに乗せてる状態
なんて、こともあったり 笑
心の中に
たくさんたくさんの
我慢を溜め込んでいたわたしは
たくさんのみっともない姿を晒しながら
それでも
今までになかったような
大きな安心と
''こうするのが当たり前"ってくらい、
何の迷いもなく
鍼灸院へ通い続けたのです。