米田博物館

展示物はわたしです❤️ どうぞ、ご覧になって行ってください😊

お母さんへの手紙 ⑤

お母さんの手紙 ④で書いたことが、

母親に伝えたいけど、心の奥にフタをしていたことだとわかったわたしは、


当時を思い出しながらそれを一晩かかって書き上げた。


よし、書けたぞ。


早速次の日すぐ先生のところへ持って行った


「どれどれ?おー、書けたねー!」

と先生。


手紙は60〜70枚分くらいになっていたんじゃないかと思う(厚みが1cm近くあった)


先生「これじゃあ、読む方も大変だから、この手紙を短くまとめようか」


まじかよ・・勘弁してくれ・・

まだ何か書くんかい・・・


そんな思いはバッチリ顔に出てたと思うけど 笑

先生はお構いなしに、助手のスタッフさんの手を借りて、O-リングで何枚の手紙に仕上げるか測っている


先生「うん、米田さん、24枚にまとめてみようか!」


うへー・・勘弁してくれ・・


とは思うものの、

手紙は出さないと意味がないでしょ


と言われ、

清書用に便箋を書い、家に帰った。


さぁいざ書こうとした時、

どこからともなく怒りが湧き上がる

(当時先生は、わたしを診察したあと、石垣島だか宮古島に行くと言っていた(月イチで離島の患者さんの診察にと、島へ行っていた)


お前はわたしに更に24枚分も書けといいながら、自分は離島でうまい酒でも飲んでるんちゃうか?!


むしょうに先生に腹が立ち、

手紙を書こうと手にしていたボールペンを真っ二つに追って壁に投げつけ、そのままふて寝した。  


・・・翌朝、冷静になったわたしは ボールペンを拾い 笑

既に書き上げた手紙を見ながら24枚程度にまとめて、そのままポストへ投函した 。


約1ヶ月くらいかかったかな?

長い時間をかけて、自分を取り戻していく中で、大きな一歩だったと思う。